妊娠とつわりは、女性が経験するとても大変な症状の一つです。そして厄介なのは、つわりの症状が生理痛同様、人によって個人差があり、同じ女性でも理解されないケースが実際にあることです。

つわりの症状を緩和する為に人に聞いたとしても、経験していないからわからない、人のケースが参考にならない事もあります。今回はそんなつわりの症状と対策方法を紹介します。

つわりの症状とは?

つわりは、妊娠の初期の第4週から第12週を中心に発生する、吐き気を中心とした、妊婦に起こる女性の不調です。この時期に、高血圧や妊娠中毒症症候群と言った症状がないという前提で起こる症状になります。

いわば、妊娠をしたことによって、本来の食事の摂取ができなくなり、食べたとしても吐き気の症状に悩まされます。食べると同時に吐き気が発生し、臭いによっても起こるケースが殆どです。

しかし、つわりは安定期に入るとなくなり、うそのように食事が摂れるケースがほとんどです。妊娠後期に発生する人もいて、一概に決めることができないのが現在の医学的診断指針なります。

つわりの原因となりやすい人とは?

つわりの症状の原因は実は現在でも解明はされておりません。その為、実際に緩和できる方法や体の血液検査による推測によって原因を探っています。原因の一つとされているのが、女性ホルモンのバランスの乱れによる説が有力です。

生理痛になる時に吐き気の症状になる方がいますが、これは、人間の胃腸の副交感神経が食事をした時に優位になるのですが、ホルモンバランスの乱れによって交感神経が優位になることで吐き気を生み出します。つわりの場合も、食事をしても胃腸の筋肉が緊張をしていることで、胃腸が圧迫されているのと勘違いをして、吐き気につながってしまう説です。

後は、妊娠初期の場合は赤ちゃんは胎盤から栄養を摂取しているわけではないのです。胎盤は妊娠して、直ぐにできるわけではなく、成長とともに形成されていきます。その形成の間、ホルモンバランスが変化するため、つわりの症状が発生するのです。

また、女性で母親がつわりがあった場合は、体質が似ている関係からつわりになることが多いようです。妊娠後期の場合は、つわりの原因は、ホルモンバランスが原因ではなくて、胎児が成長して、胃腸を物理的に圧迫するために発生します。

この場合は一回に食べる食事を分けると言った工夫で緩和する事が可能です。胃腸に一度に入る食べ物の量が少なくなっていることで、消化ができないと吐き気を発生します。その為、食べる量を減らすことで緩和することが出来るのです。

つわりになったら何に注意をすればいいの?

つわりになったら、どのタイミングでつわりが発生しやすいのか、まずは記録をつけることです。つわりが発生しやすい時間帯、食べ物、乗り物、人によって違いますが必ず発生の原因が判るようになります。

闇雲につわりが発生するわけでは無いので、この時期になったら何もできないという考えに囚われず冷静に記録を摂ることが大切です。

発生しやすい特徴は以下の条件が多いとされています。

  • 寝起き
  • 刺激物の香り・臭い
  • 乗り物の振動
  • 食事を食べたらすぐ・1~3時間以内

この4つの時に多くの女性がつわりを経験しています。寝起きは交感神経と副交感神経の切り替えのときなので、過度に神経系が急激に緊張すると起こりやすいのが特徴です。ゆっくり、リラックスして気持ちよく起きることを考えるようにしてください。

刺激物の香り、臭いですが、食べ物で納豆やキムチと言った香りで吐き気が出る場合もありますし、トイレ掃除と言ったアンモニアや柔軟剤等の香料で発生するケースもあります。原因の香りの元を避けるのが鉄則です。

乗り物の振動は、これは三半規管の機能が妊娠前に比べて酔いやすい状態になっているので吐き気が起こっています。食べ物を食べた直後に乗らない等言った対策も有効手段です。乗り物を乗った後に軽食をとるといった形で対処される人も多くいます。

食事を食べたらなるケースは胃腸の神経が過剰に過敏になっているケースです。なるべく柔らかい食事や水だけでも摂取することが大切です。気持ち悪くなるから摂取をしないのは母体にとってもとても危険になります。

つわりになると気をつけるべき病気は貧血

つわりになったとしても母体には栄養が必要です。栄養や水分が不足することによって発生しやすい病気があります。それが貧血です。

妊娠した胎児の健康を維持するために血液が多く作られますが、鉄分の吸収量が減少することで貧血が発生しやすくなります。サプリを飲むことで対策にはなりますが、錠剤が大きかったり、服用量が多いと吐き気の原因になるので、小さめの物を最初から選ぶことが大切です。

また、水分が不足してしまうことで便秘発生の原因にもなります。便秘はひどくなると赤ちゃんがいる子宮のスペースを圧迫してしまいます。予防のためでも飲める時に水分を補給することが大切なのです。

参考:妊娠すると貧血になりやすい原因はなに?対策方法はあるの?