妊娠すると実は多くの人が貧血気味の症状を訴えます。これは非常に危険な症状と徴候です。ですが、この貧血は栄養を摂取することで栄養を不足を解消し、貧血の症状を緩和することが可能です。通常期の時にはならないのに、どうして、貧血になるのか?どうしたら対策が出来るのかを丁寧に解説していきます。

貧血とはどんな症状なのか?

最初に知っておくべきなのは、貧血とはどんな症状なのか?今一度知っておく必要があります。

貧血とは、人間の骨髄の中心にある造血細胞系の機能が低下し主に赤血球の数が減少することによって起こるのが貧血です。貧血になると体の組織に充分な酸素が行き渡らないことで機能低下が発生します。主な症状は

  • 息切れ
  • 動悸
  • めまい
  • 頭痛

といった症状です。妊娠期の妊婦においては胎児に十分な酸素が行き渡らないため、酸欠になり、場合によっては流産や死産の原因になります。

妊娠期にどうして貧血になるの?

妊娠期にどうして貧血になりやすいのか?それは、妊娠することによって、酸素を必要とする組織は1.5倍ほどに増えるのに、血液量の増加が追いつかないことによって発生します。

つまり、胎児や妊婦両方の酸素を必要とする人がいるのに、その酸素を手に入れるのは妊婦の肺だけになります。胎児が必要とする酸素も、妊婦が生きるために必要な酸素も、基本的には妊婦の呼吸で補っていく必要があるのです。

妊娠することによって、妊婦の肺が大きくなるわけではありません。では、どうやって、胎児分の必要としている酸素を手にするのか?それは、呼吸における赤血球の数を増やすことによって、可能になります。赤血球の数を増やすことで、妊婦が一回にする呼吸に対して多くの酸素を手にすることができます。

また、血液の量も同時に増やしていくことで、心臓の負担を減らして、赤血球の数を増やす手段を体が徐々に適応していくことで、高血圧を防いでいるのです。妊娠する女性の体の適応力が胎児の成長に追いつかなくなった時貧血の症状が出ます。

妊婦が貧血になるリスク

妊婦が貧血になると、胎児に大きな影響を及ぼす危険性があります。その為、いかにならないように普段から対策をすることが大切になります。

具体的な症状は、妊娠中の貧血による母体の影響と胎児の影響に分かれます。
母体の影響の方は、貧血によって、高血圧、妊娠中毒症候群、胎盤早期剥離といった症状が発生します。

高血圧になるのは酸素が不足によって、心臓が負荷をかけても体内の血液循環を重視している状態です。妊娠中毒症候群の場合は、非常に重く蛋白尿といった、必要な栄養分の体内の排出が発生します。この場合は、必要な栄養分の吸収が阻害されている状態だけではなくて、腎臓への大きな負担が発生しています。胎盤早期剥離は子宮内にある、胎盤が剥がれる病気で、子宮の中で発生する大量出血の原因の病気です。非常に危険で妊婦の上位死亡率の高い病気です。

胎児の場合は低酸素による未熟児や早期出産、流産の危険性があります。胎児が大きくなる中期以降に発生しやすく、発生すると、十分な発育が無いまま生まれる事にもなるので、妊婦の貧血は非常に危険なのです。

妊娠がわかったら、貧血になるような生活習慣や要因をしっかりとりのぞいで、前向きに対策をしていくことが大切なのです。

妊娠と貧血の大きな対策

妊娠によって起こる貧血は実は普段の生活習慣によって防ぐことができます。その第一ポイントが栄養分です。妊娠によって不足しがちになるなら、前もって普段から摂取をすることで防ぐことができます。

その中で、大切なのは葉酸と鉄分です。この2つは血球を創るために不可欠な栄養分です。妊娠によって不足する血球自体の数を増やす効果があるビタミンが葉酸です。造血細胞の細胞分裂を促進する効果を持っています。特に葉酸は細胞分裂のエラーも無くす効果もあるので、健康で正常な機能をもった血球を増やす効果があるのです。その為、葉酸を前もって摂取しておくことで赤血球の数を増やすことができます。

また、赤血球の核とも言えるミネラルに鉄分があります。ヘモグロビンはその分子構造の中に、鉄分が含まれています。つまり鉄がなければ、ヘモグロビンを作ることができないのです。赤血球が赤いのはこのヘム鉄の色味なのです。この色味が濃いという事はその分ヘモグロビンがいることになります。健康で赤い血を作りたい場合は、鉄分も摂取することが大切なのです。

妊娠の貧血の対策で多くの人が、鉄分のみを摂取する人が多いのが現状です。その理由は、鉄分を摂取することが通常の貧血の対策では行われているからです。ですが、血液の量や血球の数を増やしていくには、葉酸の働きも不可欠なので、両方摂取することが大切なのです。

鉄分の摂取を阻害するインスタント食品や添加物が多く入っている食材を食べるのはあまり良くありません。摂取した鉄分と葉酸を体内から出るリスクを減らすことも大切なのです。